【徹底比較】iPhoneでテレビを見る方法【どれがおすすめ?】

iPhone

スマートフォンでテレビを見たいと思う方は少ないないはず。ひと昔前のAndroidではワンセグチューナーを搭載した機種でテレビの視聴が可能でしたが、近年のモデルでは薄型化や軽量化などの都合でチューナーが未搭載の機種も多く、iPhoneに関しては発売以来ずっとワンセグ機能を持っておりません。そこで今回はスマートフォンでテレビをリアルタイム視聴する方法をいくつか紹介します。
なお、当記事ではiPhoneでの視聴を想定しておりますが、Androidのスマホでもほぼ同じ扱いと思っていただいて構いません。

・iPhoneでテレビを見る方法

① 見逃し配信サービス

見逃し配信サービスとは、ドラマやバラエティ、ドキュメンタリーなどのテレビ番組の放送直後にインターネット上で視聴できるサービスです。インターネット環境さえあればいつでもどこでも気軽に見逃した番組を視聴することができますが、あくまで放送後に視聴できるものであり「リアルタイムで放送されている番組を見る」という今回の記事の趣旨からは外れているため、参考程度に紹介させていただきました。

② ワンセグ・フルセグチューナー

ピクセラ Lightningコネクタ接続デジタルTVチューナーXit Stick (サイト・スティック) XIT-STK200

2つ目はワンセグやフルセグのチューナーをiPhoneに挿してテレビを視聴する方法です。Androidのスマートフォンの場合、元から端末にチューナーが搭載されている機種であれば何もせずにテレビを見ることができますが、iPhoneやチューナー未搭載のAndroid端末ではこのチューナーが必要になってきます。使用方法はチューナーによって異なりますが、大体の場合はチューナーをスマホに差し込み、専用のアプリからテレビを見るといった流れです。難しい設定はなく誰でも簡単にテレビを見ることができます。

ちなみにワンセグとフルセグの違いについてざっくりに説明すると、

  • ワンセグ
    低画質でカクつきやすいが、途切れが少なく充電消費が少ない
  • フルセグ
    高画質でスムーズな映像が見れるが、途切れやすく充電消費が多い


ワンセグ・フルセグチューナーの利用はカンタンで手っ取り早くiPhoneでテレビを見るのに打ってつけかと思われますが、実は不便なところもあるんです。

iPhoneやAndroidの機種によってはそもそも対応してなかったり、スマホのOS(バージョン)が古すぎたり逆に新しすぎたりしてもチューナーが対応できない場合があるんですね。そして何よりも、スマホの充電コネクタ部(iPhoneならLightningコネクタ)に差し込むという特性上、どうしても接触不良がおきてテレビが見れなくなったり充電をしながら視聴することができないというマイナス点が挙げられます。ここで通販サイトのレビューの一部を見てみると、

買って数か月でチューナーのコネクタ部が接触不良を起こして認識しなくなった

Amazonで出品されているとあるワンセグチューナーのレビューから抜粋①

たまに映像が止まったり、低画質になったりする

Amazonで出品されているとあるワンセグチューナーのレビューから抜粋②

使ってるスマホのケースによってはチューナーを差し込めない

Amazonで出品されているとあるワンセグチューナーのレビューから抜粋③


他にも、『キャンプ場や山奥だと電波が入りずらい』といったレビューや、『〇〇(スマホの機種)は対応してなかった』などといったレビューもありました。もちろん悪いレビューばかりでなく、『思ったよりキレイに映った』『市街地で見る分には安定している』といったレビューもありました。

ここがダメ
  • スマホの機種やバージョンによっては使えないことがある
  • チューナーの接続端子が接触不良を起こすことがある
  • 移動中や郊外だとテレビが映りにくい
  • スマホやタブレットのカバーによっては装着できないことがある


実際に筆者もワンセグチューナーを使ったことがありますが、決して快適に見れるということはありませんでした。形だけでもテレビを見たい、その場しのぎの感覚でテレビを見たいという場合の手段としてはアリかも知れませんね!また、次に紹介する『レコーダーのリモート視聴機能』を利用する方法では自宅にWi-Fi環境が必要となるのでそれが難しい場合にワンセグチューナーを利用するのもアリですね。

③ レコーダーのリモート視聴機能

これは、リモート視聴機能に対応したレコーダーを自宅のネットワークに接続させることで、レコーダーとリンクしたスマホで放送中の番組やレコーダー内に保存されている録画番組を外出先でもネットワークを介して見ることができるというものです。また、外出先から自宅のレコーダーに対して録画予約の設定や録画番組の削除などもできます。

結論から言うと、この『レコーダーのリモート視聴機能』が一番おススメです。

おすすめポイント
  • リモート視聴に対応したレコーダーをすでに持っている人は専用のアプリをインストール(無料~数百円程度)だけでテレビを見れる
  • 数年前のレコーダーでも対応してる機種はあるので中古(数千円~)で購入でき、外出先での視聴以外に普通にレコーダーとしても一石二鳥で使える(ワンセグのチューナーも数千円程度だが録画したりテレビで見たりはできない)
  • 専用アプリを使用するだけなので、スマホの充電コネクタに繋ぐこともなく接触不良の心配やスマホケースの形状に依存しない。
  • スマホがネットワークに繋がってさえいれば、どこでも高画質でスムーズな映像を途切れることなく安定して見れる


最近だとレコーダーではなくテレビ自体にリモート視聴機能がついているもの(Panasonic製)もありますし、実家暮らしの人はテレビとレコーダーをセットで持っている方も多いですよね。家にテレビやレコーダーがある人はリモート視聴機能に対応してるかどうか公式HPで確認してみましょう


リモート視聴機能に対応した機器をお持ちでない方は、お金に余裕があったり新しく機器の買い替え検討してる場合、上記のリンクからリモート視聴機能に対応した製品を新品で購入するのも良いでしょう。(最近のモデルはだいたい対応していますが一応確認しておきましょう)また、お金に余裕がない方やなるべく安く済ませたい方は、リモート視聴機能に対応した機器のなかで古いモデルの機器を中古で安く買うという方法もあります。

中古品を買うときの注意点
  • 故障品(ジャンク品)ではない
    録画はできるがネットに接続できないなどの訳あり商品にも注意!
  • 商品名と出品している製品が異なる
    稀に出品者の勘違いで違う型番の商品を出品している場合があるので、しっかり商品の写真を確認したり出品者に問い合わせて確認しましょう
  • 送料や手数料も考慮する
    フリマやオークションの場合、送料や決済手数料が別途でかかることもありトータルで「あと数千円足せば新品が買えた」ということも多々あります。合計でいくらになるかしっかり計算してから購入するようにしましょう。


この『レコーダーのリモート視聴機能』を使ったスマホでテレビを見る方法はメーカーによって多少手順は異なりますが、だいたいの流れとしては

リモート視聴の流れ
  1. レコーダーとスマホを自宅のWi-Fi(同じ回線)に繋ぐ
  2. 専用アプリの設定からレコーダーとスマホをリンクさせる
  3. 外出先で専用アプリから番組を視聴する


といったように非常に簡単にできます。なお、このリモート視聴機能はどのメーカーのものでも共通して『レコーダーとスマホのリンクには最大90日間の有効期限がある』ということを覚えておきましょう。
これは、デジタル放送番組の著作権を保護するためのもので、一度レコーダーとスマホをリンクしてしまえば『実家にレコーダーを置いてきて一人暮らしを始めてもスマホでテレビが見れるから新しくテレビを買わなくてOK』というようなことはできないので注意しましょう

・結論

長々と書いてしまいましたが、iPhoneでテレビをリアルタイム視聴する方法としては『レコーダーのリモート視聴機能を使う』ことを強くおススメします!ただリモート視聴するだけでなく、今までやってこなかった番組の録画やブルーレイディスクで映画やライブ映像を見れるのもまた楽しみの幅が広がっておススメできるポイントですね。

次回は筆者が実際に利用しているSONY製のレコーダーと専用アプリ『Video & TV SideView』について詳しく解説していきたいと思っているので、SONY製のレコーダーをお持ちの方やどのメーカーの機器を使うか迷っている方はぜひご覧ください。では!!

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