【ゲームキューブ】読み込めなくなったゲームディスクを磨いて修復してみた

懐かしいゲームソフトを掘り起こしてプレイしようとしたとき、稀に読み込みエラーになることはありませんか？どうにかならないかとネットで検索してみると「とある道具を使ってゲームディスクを磨くとプレイできるようになった！」といった記事を見つけました。

歯磨き粉には歯の表面の汚れを落とすための研磨剤が含まれているので理屈では納得できますが、バナナは「なんでやねん笑」ってなりましたね。流石に怖くてチャレンジできないので、今回はたまたまバイクのメンテナンス用にコンパウンド（研磨剤）を持っていたのでこちらを使ってゲームディスクを磨いてみようと思います。

＊当サイトでの方法で作業を行う場合は、全て自己責任でお願い致します。

① 必要なもの

１）読み込めないゲームディスク

今回筆者の読み込めなかったゲームディスクはゲームキューブの名作「マリオカートダブルダッシュ！！」と「カービィのエアライド」の２つです。

ちなみに、ゲームディスクの状態としては

①「マリオカートダブルダッシュ！！」
→起動はするがタイトル画面で読み込みエラー表示がでてプレイできない。

②「カービィのエアライド」
→起動する前に読み込みエラー表示がでてタイトル画面にすらいけない。

マリオカートは軽症、エアライドは重症として先に軽症のマリオカートを修復してみたいと思います。

２）クリーニングクロス

クリーニングクロスは繊維が細かい布なら何でも大丈夫です。めがねのレンズ拭きや、スマホの液晶フィルムについている画面拭きなどで大丈夫ですが、ハンカチやティッシュなどはディスク面を傷つけてしまう恐れがあるので使用は控えましょう。

３）コンパウンドセット

コンパウンドとは、研磨粒子が含まれた液体やペースト状の研磨剤で、専用のスポンジで磨くことで傷をキレイにすることができます。車やバイクのボディについた傷を修復するときなどに使われていますが、今回はゲームディスク面の傷を修復するために使います。

ちなみに、スポンジは研磨専用のものを使いましょう。家にある食器用スポンジを使うとかえってディスク面に傷をつけたり、うまく研磨できない恐れがあります。

② 手順

準備ができたら早速作業を始めていきましょう。

１）ディスク面をキレイにする

まずはディスク面に付着した小さなホコリやごみをクリーニングクロスでキレイに拭き取りましょう。ホコリやごみが付着したままディスク面を研磨するとそれらがディスク面を傷つけてしまう可能性があるのでここでキレイにしておきましょう。また、ディスクを拭くときは内側から外側に向けて流すように拭きましょう！

２）コンパウンドを付けて磨く

ディスク面がキレイになったらコンパウンドをディスク面に数滴落とし、ディスクの内から外へ流すように専用のスポンジで擦っていきます。ちなみに、今回使用するスポンジでは黒い面のほうで擦っていきます。（スポンジによって面が異なる場合があるので説明書を見て確認しておきましょう。）

３）ディスク面を洗い流す

ある程度ディスク面を磨き終えたら、ディスクについた研磨剤を水でしっかり洗い流しましょう。「ディスクを水で洗い流すの！？」と思われるかも知れませんが大丈夫です。このとき、研磨剤が少しでもディスク面に残っていると読み取りの妨げになってしまうのでしっかり水でジャバジャバしましょう。そして研磨剤をキレイに洗い落とせたら軽くディスクを振って水を飛ばし、最後にキレイなクリーニングクロスで水滴を拭き取りましょう。

③ 起動してみよう

キレイになったゲームディスクをゲーム機に入れて読み込ませてみましょう。ドキドキの瞬間ですね・・・。（まずはマリオカート）

とりあえず読み込んでくれました！！正直初めてだったのでこの時点で読み込んでくれないかも知れないと思ってただけにすごく安心しました。しかし、本題はここから。磨く前だとここでゲームスタートを押すと読み込みエラーが出てましたが・・・。

プレイできました！！！！！！めちゃくちゃすんなりプレイできて達成感があまりなかったんですが、何はともあれ初めての試みでまさか一発で成功するとは思ってもみなかったのでびっくりです。

かれこれ３０分以上プレイしてみましたが全く読み込みエラーが出る気配もありませんでした。

ということで、読み込まなくなったゲームディスクを磨いて修復する検証は成功したと言えるでしょう。

④ ちなみに・・・

軽症だったマリオカートと同様に、重症のエアライドも磨いてみましたがタイトル画面にすらたどり着くことができませんでした。３度研磨作業を行いましたが、いずれも結果は変わらず・・・。

これらを踏まえた今回の検証の結論は、

⑤最後に

今回は読み込みエラーがでるゲームディスクを磨いて修復できるのかを検証してみましたが、本当に大切なゲームやどうしても修復させたいゲームであれば専門家にみてもらうのがベストです。もし自分でゲームディスクを磨いて修復させたいのであれば、最悪壊れても良いというもので行いましょう。今回もそうでしたが、案外すんなり修復できたりしちゃうかも知れませんよ！