【2024年最新版】WiiUのNANDバックアップ【nanddumper】

今回はWiiUのNANDデータをバックアップするソフト『nanddumper』の紹介です。

当記事ではWiiUを改造している必要があるので、まだの方は以下の記事を参考にしてください。

① NANDとは

NANDとは簡単にいうとゲーム機（今回でいうとWiiU）を構成する重要なシステムファイルが格納された領域のことです。

WiiUの改造はブリック（故障）のリスクが高まります。そこでこのNANDデータをバックアップしておくことで、WiiUが故障したときにバックアップしたNANDデータから復旧させることができます。

ただし、WiiUにおけるNANDからのリストア（復旧）には、NANDのバックアップデータだけでなく専用の基板とはんだ付けの技術が必要となります。

しかし、NANDデータをバックアップしておくことに越したことはないので、改造行為には常にバックアップを備える習慣をつけておきましょう。

② 必要なもの

NANDのバックアップに必要なものを揃えていきましょう。

SDカード

WiiUの種類によって必要となるSDカードの容量が異なります。

後述しますが、NANDデータの１つに『MLC.bin』というWiiUのセーブデータやDLCコンテンツ、Miiの設定情報などを含んだデータがあり、これがかなり大容量となっています。

この『MLC.bin』がなくても復旧自体は可能です（工場出荷状態に戻るだけ）ので、SDカードの容量が足りない場合は最悪この『MLC.bin』だけは無しでバックアップしても大丈夫です。

WiiUでは32GBまでのSDカードをサポートしていますが、FAT32でフォーマットすることで64GB以上のSDカードでも認識してくれます。

SDカードはWiiUの改造に使用した（Tiramisuなどが入った）ものをそのまま使ってください。もしくは、新しく用意したFAT32フォーマットのSDカードにWiiUの改造ツール諸々をコピーしてから使用しましょう。

nanddumper

NANDをバックアップするためのツールです。こちらからDL＆解凍しましょう。

解凍して出てきた『wiiu』をSDのルートディレクトリへコピーします。

以上で準備は完了です。SDカードをWiiU本体へ差し替えます。

③ NANDバックアップ

ゲームパッドの「B」ボタンを押しながらWiiUを起動します。すると以下のような画面に切り替わるので、「nanddumper」を選択し「A」ボタンを押します。

以下の画面になったら、すべての項目を「yes」にして（フルバックアップの場合）「A」ボタンを押します。

先ほども言いましたが、３つ目の「Dump MLC(8GB/32GB)」はSDカードの容量が足りなければ「no」のままでも大丈夫です。

以下のような画面になればバックアップが始まります。SDカードの性能等にもよりますが、フルバックアップ（黒色WiiU）の場合、１～２時間ほどかかります。

NANDのバックアップが完了すると自動的に再起動されます。

④ バックアップデータについて

バックアップしたらSDカードからPCへデータを保存しておきましょう。NANDのバックアップデータは以下のものが該当します。

それぞれのデータについては以下の通りです。

とりあえず全部バックアップを取ってPCなどへ避難させておけば大丈夫でしょう（笑）

⑤ さいごに

リストア（復旧）の方法についてもいずれ紹介しようと思いましたが、参考にできる記事がなかったので今のところ未定です・・・。どなたか方法を知っていたら教えていただけると幸いです(-_-;)